Technical Information 技術情報
Technical Information技術情報
お客様からご指定の光学パラメーターと取付形状寸法をご提示いただければ、
『独自のソフト』で光学曲面(球面or非球面)と金型加工データーを同時設計で処理します。
ご使用条件による材料選定(ご提案)もさせていただきます。
光学設計
私達はカメラレンズユニット、センシングレンズユニット、照明レンズユニット、ファインダーユニットなど、お客様のニーズに応じて、仕様検討から設計(レンズ、機構)を行います。又、モバイル、車載、セキュリティー、医療分野など、様々な市場で用いられる光学系の設計経験とノウハウを有しております。難易度の高いご要望にも積極的にチャレンジします。
金型設計
お客様の要求機能/要求品質を実現する原点は金型設計にあります。日精テクノロジーは『付加価値設計』、即ちご要求に対しVA提案による付加価値をプラスしてお応えいたします。金型長寿命化に対応し超硬材料・表面調質やカセット方式による切換ロスの低減など幅広いノウハウを持ち合わせております。
独自のチェックリストによる、お客様との入念な型取り打合せにより要求をもれなく反映し、永年の蓄積されたノウハウに基づき最新の3D/CADシステムにより短期間に加工データ化します。
超精密金型加工
中心ズレ精度1ミクロン以内のレンズ金型を自製化する設備インフラと周辺管理技術を構築し、極限の精度を実現する技術レベルの向上に努めております。特に成形品の非球面形状測定データーを金型非球面加工にフイードバックする技術、超精密非球面加工技術を確立しております。
ナノテクについて
超精密金型加工(ナノテクノロジー)を日精テクノロジーのコアテクノロジーと位置づけ、常に革新を続け極限の精度に挑戦しています。
超精密非球面加工機
特徴
- 4軸制御による3次元加工
- 光学スケール、リニアモータ駆動による安定した1nmの分解能
- 加工ワーク最大径120mm
- 単結晶ダイヤモンドでプラスチックレンズ成形金型
- ダイヤモンド砥石によるガラスレンズ成形金型
加工機の応用例
超高精度三次元測定機(UA3P)
特徴
- 原子間力プローブの採用により世界最高精度0.01μmで非破壊測定。
- 軸上/面上/円周の各走査測定。
- 加工へのフィードバックを含む快速測定。
- 測定範囲(XYZ軸):200×200×45mm
加工機の応用例
光学用金型加工プロセスについて
プラスチックレンズ成形金型は、単結晶ダイヤモンドでの切削加工。
ガラス成形用金型の超硬合金を使った研削加工にもチャレンジしています。
切削加工技術
研削加工技術
成形技術
超精密成形の典型であるレンズの成形においては、設計段階で生成した曲面を金型/製品に完全に転写し、量産時その再現を安定持続させる技術を確立しております。生産ロットの初期/中期/終盤においても安定した光学性能を確保できる独自の技術とインフラを構築しております。また成形後のゲート処理も自社設計の装置により、製品にストレスをかけず光学性能を乱さない技術を確立しております。
コーティング技術
所望の光学特性を満足する光学膜設計技術から真空蒸着・IAD蒸着(イオンアシスト蒸着)を用いた高精度な成膜制御技術を保有し下記のような光学膜の開発・製造をしております。- 広帯域・低反射防止膜
- 高反射金属膜(Al膜・Au膜 etc)
- 機能性膜(撥水膜 etc)
組立技術
レンズユニットや精密部品ユニットの組立においては、自社設計の組立装置/冶具と効率の良い組立手順により安定した組立てを実現しています。組立装置の精度向上によりユニット製品の高精度化に対応します。測定評価・解析
高品質の製品をつくるには、精度と確度の高い測定・評価技術が必要です。特に近年のスマートフォン搭載カメラは高画質化が進んでおり、それを担うレンズには設計誤差0.3μm以下の面形状精度が求められ、その要求は年々厳しくなっています。
当然ながらレンズに限らず周辺部品にも高い精度が求められます。特にレンズを収納するレンズホルダーは通常立体的で複雑な形状をしているため、3次元測定機を用いた測定と解析・評価技術が必須です。
これらの部品を組み合わせたレンズユニットでの評価技術にも力を入れており、既存のレンズ間偏芯及びレンズ間距離の測定による不良解析や反射透過率測定に加え、190°以上の広画角レンズユニットや近赤外対応センサユニットでのMTF測定、-40~130℃環境下での特性評価にも対応可能になりました。
日精テクノロジーでは、お客様からの様々な要求にお応えするべく、日々、測定及び評価技術の向上に努めています。